坐薬を誤って飲んでしまった場合にはすぐに吐き出すことです。
水かぬるま湯を多量に飲んで、指をのどの奥に突っ込み舌の根元を下に押さえ飲んだ坐薬を吐き出します。うまく吐けない場合にはスプーンを使うとよいでしょう。また、牛乳やゼラチンを飲むことで薬の吸収を遅らせたり、胃のただれを軽くすることができます。しかし、あまり大量に飲んでしまうと逆に吸収が早くなるので注意が必要です。
間違って坐薬を飲んだことに早く気づけば、この方法で全部吐き出すことはできますが、時間がたった場合には吐き出せたと思っても全部が吐き出せたかどうかわかりません。しかし、少しでも早い段階で吐いておけば中毒になる危険性は少なくなります。誤って坐薬を飲んだ場合には、とにかく吐き出すことがとても重要になってきます。
吐いたあとはできるだけ早く医師に診断してもらうようにします。そのときに間違って飲んだ坐薬や袋、外箱や説明書などを持っていき、飲んだ量、飲んでからどのくらい時間がたったか、どのような症状があるかを医師に伝えましょう。
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