βカロテンはガンや心臓病の予防に効果がると大きな話題になりました。それは、βカロテンには体内でつくられるがんや心臓病を引き起こす原因となる可能性が考えられる毒性物質を消す働きがあるためです。
そこで}「βカロテンをとることで、ガンや心臓病を予防できるのではないか」という仮説ができました。しかし、βカロテンはガンや心臓病の予防に効果がるというのは仮説であって、はっきりと証明されているわけではありません。
その後の研究で、10年以上βカロテンの錠剤を服用し続けていてもがんや心臓病は少しの効果も出ないないことがわかりました。
βカロテンは人の体にとって有益であることは変わりないのですが、βカロテンをたくさんとればガンや心臓病を予防できることはできないのです。
|