治療薬の豆知識〜チョコレートと座薬(坐薬)

薬の飲み方・使い方

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薬の飲み方・薬の使い方では、身近な治療薬からあまり耳にすることのない病気に対する治療薬の情報を掲載していますので参考にしてださい。
薬の飲み方や薬の使い方を正しく使用しないと副作用や症状が悪化することになりますので注意が必要です。
市販の治療薬でも、わからないことがあったり、複数の薬を一緒に使っても大丈夫なのかと心配になったら迷わず医師や薬剤師に相談することも大切になります。治療薬は、病気を治し健康にしていくものです。
治療薬についてわかりやすく、できるだけ簡単に説明していますので皆様にお役に立てれば幸いです。

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チョコレートと座薬(坐薬)


まだ日本では、肛門から薬を入れることに抵抗を感じている人もいるでしょう。しかし、ヨーロッパでは解熱鎮痛薬として座薬は日本よりも多く使われています。
座薬にはこんなエピソードがあります。名前のとおり「座って飲むと薬」と勘違いして正座をして座薬を飲んだ人がいるそうです。ちょっと笑えない話ですが。
坐薬の普及にはチョコレートが貢献したことを知っているでしょうか。チョコレートの原料となるカカオの種から採取した脂肪「カカオ脂」です。
座薬は、薬の成分と基剤を混ぜ合わせて肛門から挿入しやすい形に成型してつくられます。そして、体内に入ると体温で溶けて薬の成分が吸収されていきます。そのため体温で溶けやすい物質を選ぶ必要がありました。
チョコレートは口の中に入れると、すぐに溶けてなめらかになります。このすぐに溶ける特性が、肛門に挿入したときにすぐ溶けなければならない座薬の基剤として最適だったのです。
座薬は紀元前16世紀ごろの地中海沿岸の地域ではすでに使われていたそうですから、とても古い歴史のある薬なのです。当時にどのような原料が使われていたのかは不明ですが、フランスの薬剤師が18世紀半ばにカカオの脂肪が座薬の基剤として使えることに気づきました。それから座薬にカカオ脂が使われるようになりました。
現在の坐薬は、カカオ脂を基剤にしているだけではなく、ヤシ油を原料にしたり、酸化エチレンを原料にした坐薬などたくさんの種類が増えています。


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